鹿児島宮崎旅行day3
高校の友達たちからこのブログが面白いという評価をいただいたので、今浮かれて三日目を書いています。Hayateです。
ポジティブな評価なんか何回もらってもいいですからねぇ。
その喜びを胸ポケットになんとかしまって書いていきたいと思います。
さて、3日目の朝を迎えた我々一行は桜島を目指すことにしていたのだが、
運悪く僕が運転手じゃんけんで負けてしまった。
朝から運転はしんどいので「あいたたたたっ!」と足をつったふりをしてみると、
みんな優しいので「寝起きに足つった?」と聞いてくれた。
これに感動したので今日は素直に運転することにした。
ひょっとこキャプテンはスーパー晴れ男なので今日も天気が良くドライブ日和だった。
奴らのにおいがぷんぷんする街を抜け、桜島に上陸した。
桜島と言っても完全な島ではなく鹿児島県の右脚の膝小僧あたりで繋がっている。
地理的に言うと陸繋島にあたるのだろう。
桜島は道路はひどかった。
きちんとコンクリートで舗装はされているがやはり火山灰が薄く積もっていて、
スリップしそうで怖かった。
まず我らが最初に向かったスポットは「黒神埋没鳥居」である。
何年も降りかかった火山灰で埋もれたようだったが、
実際行ってみるとすごく地味だったので次の目的地「有村溶岩展望所」に向かった。
この展望上は溶岩が冷えて固まってできたような岩が辺りにゴロゴロ転がってる展望台で、桜島や海を一望できる。
桜島を背景に4人で自撮りをしていたところ建設作業員らしいこわもてのおっちゃんが
「写真とろうか?」と優しい声をかけてくれた。
桜島の溶岩よりも温かい優しさを感じることができた。
やけどしそうなぐらいの優しさを感じた我々は次に「湯之平展望所」を目指した。
しかし曲がるところを通りすぎてしまったので先に「叫びの肖像」に行くことにした。
この肖像は長渕剛さんが地元であるここ鹿児島県桜島でコンサートを開催した記念に
作られたものであり、長渕さんが空に向かって叫んでいる姿をしている。
この口を大きく開ける顔は、僕がよくふざけた写真を撮るときの顔とそっくりだったので、感銘を受け衝動的にツーショット写真を撮った。
次に来た道を引き返しお預け状態にある湯之平展望台に向かった。
この展望台は奥まったところにある丘の上にあったので、
しばらく山道を運転することとなった。
ここで初めて桜島を移動していて対向車とすれ違うことになった。
先ほど記述した通り地面には灰が積もっているので対向車は灰を巻き上げながら田舎道をものすごい速さで向かってくる。
天気が良かったため僕は窓を開けて風を感じていたが、冷静沈着、聡明な判断で
窓を閉め灰の侵入を防いだ。
湯之平展望台に着いた我々はお目当ての桜島と書かれている記念碑の前で写真を撮り、
これで桜島を後にすることにした。
お昼時だったのでレストランを探すことになったのだが、auユーザーであるひょっとこキャプテンと僕のスマホは山の中ではおもちゃ同然であった。
残りの二人でレストランを探していたのだがなかなかご当地グルメを頂けるレストランが近くに無く、さらにこの日の最後に訪れる施設の閉館時間が早いことが発覚したので昼飯はコンビニで済ませることにした。
ここでドライバーじゃんけんをしてわんぱくイケメンが次の目的地「都井岬」まで
運転することになったのだが、意外にも2時間以上もかかるロングドライブだった。
お疲れ様♡
また、ロングドライブの途中「志布志市」という日本一同じ音が多く入っているなんとも発音しにくい市を通った。
ひょっとこキャプテンはその名の通りひょっとこみたいな口をしており、
活舌が悪いとき彼の言葉は「ひゅ」と聞こえるのだが、ここでいじらない我らではない。
わんぱくイケメンと共に「ここって何市だっけ?」とひょっとこキャプテンに聞くと
「ひゅひゅひゅghy」と返す。
このくだりを我々は執拗に繰り返した。
しばらくすると宮崎県に入り、都井岬に到着した。
都井岬は江戸時代に藩営牧場とされ馬が放牧されていたが、
明治維新の際に管理されなくなり、今は野生化した日本馬を見られるスポットとなった。
枯れ草に覆われた丘が海に向かっており、雄大な自然を感じることが出来る地形となっている。
丘を登り始めると乾燥した馬の糞がいたるところに落ちており、動物特有の匂いもしだした。
少し登ると一頭の馬が30代ぐらいのカップルに囲まれていた。
馬はやはり日本馬なので足が短く、競馬で見るような馬と比べるとスマートではないが、どこかかわいらしかった。
絶景とかわいいお馬さんが間近で見られるので、動物な匂いが大丈夫ならデートにぴったりなので、カップルの男はいいセンスを持っていると心の中で評価してやった。
丘の頂上に向かうほど、今さっき排出されたであろう湿っていて臭いのきつい「最新の」糞が目に入るようになった。
誰かがそれを最新の糞と言ってからそれは我々の中で最新と呼び始めた。
尾根のようになっている丘の頂上に立つと、反対側にはたくさんのお馬さんの群れがいた。
雲の隙間から光の柱が降ってきている中、人っ子一人いない大草原の中に馬が自由に歩き回っており、なんとも神秘的な、タイムスリップしたかのような感じがした。
最新たちをなるべく踏まないように子供のようにはしゃぎながら丘を駆け下り、次の目的地の「サンメッセ日南」に向かうためのドライバーじゃんけんをした。
サンメッセ日南は17:00までしか営業しておらず、我々は急いで向かわなければいけなかった。
そして朝足がつったと嘘をついたばちがあたったのか、僕が運転することに、、
まずは峠道を下らなければいけなかった。
エンジンブレーキを駆使して燃費良く安全に下るてもあるが、いかんせん急いでいるのでほとんどブレーキを使わずものすごいスピードで下って行った。
そしてある急カーブでもブレーキを踏まずに急ハンドルをきると、
タイヤはすべり「ずずずっ」とスリップした。
この人生初の現実でのドリフトはマリオカートでやって以来であり、恐怖とともに楽しさを覚えた(笑)
愛着のある黄緑色のレンタカーをお釈迦にするのは憚られるのでドリフトした後は安全運転で下った。
その後、田舎道や崖っぷちの道路を走り、閉園30分前にサンメッセ日南についた。
チケット売りのおじちゃんには「閉園まであと30分しかないですよ」とは言われたが、
新幹線並みのスピードで観光できる我々にはそれは杞憂というものであった。
そうして入園したサンメッセ日南はモアイ像が有名なイースター島をモチーフにしたテーマパークであり、イースター島からも認可されている。
園内には遊具やフードコート、アート作品がありファミリー向けのテーマパークとなっている。
そして園内をぐるっとしたのち、7体のモアイ像が置かれているフォトスポットで写真を撮った。
それぞれのモアイ像は金運や恋愛運などの運を高めてくれるそうだ。
僕はもちろん恋愛運のモアイに抱き着いてきたよ♡
いまだに謎の多いモアイ像と熱い抱擁交わしたのち、宿泊地である宮崎市まで走った。
途中、ある球場に読売ジャイアンツの旗がたくさんたてられていた。
ちょうど我々が旅をしているときジャイアンツはここ宮崎でキャンプを行っていたようだ。
我々がこの日宿泊するのは「コテージ ヒムカ」。
森のような場所に客室がたくさんあるドーム状のホテルがいくつかあるちょっと変わった宿泊施設だ。
ちなみにこの日のわんぱくイケメンのティン活は可愛い子とマッチングせず不発。
残念(泣)
ホテルについたころ、ちょうど晩御飯の時間だったので宮崎駅前のパーキングエリアに車を停め、駅前の飲み屋街で食すことに。
そして我々が入ったのは宮崎名物炭火焼き鳥のお店。
鹿児島でも同様であったが飲み屋の座席は狭くぎゅうぎゅう詰めであった。
料理を待つ間わんぱくイケメンにおしぼりで男のアレを作る方法を教えてもらった。
とても勉強になった。
そして提供された炭火焼き鳥は炭火特有の風味を持ちながらこんがりと焼けていてとてもおいしかった。
噛む力が赤ちゃんの僕にはすこし噛み切れないかったが、それを差し引いても絶品であった。
今晩はホテルでお酒を飲むので途中コンビニに寄って各々好きなお酒と鹿児島名物である芋焼酎の赤霧、黒霧を買った。
ホテルに戻りお風呂に入った後、飲み会を始めた!
しばらくだべった後わんぱくイケメンの提案で飲み会のゲームをすることに。
ゲームに負けるとクセが強く飲みずらいことで有名である芋焼酎を飲むというルールだ。
まずは「山手線ゲーム」から。
高校にいた人の名前やサッカー選手の名前などがよくお題に使われたよ。
我々4人の中で唯一さわやかイケメンだけウイイレというサッカーゲームをしていなかったので、さわやかに苦戦していたよ。
次は「ドレミゲーム」。
ドレミの歌のフレーズを指をさされた人が音程を間違えずに歌うというゲームで、
これがなかなかにムズイ。
これはみんな均等に芋焼酎を飲むことになったよ。
わざわざ香りが強くなるお湯割りで飲んでいたのでなかなかきついかったよ(笑)
そして最後のゲームは「シュビドゥバドゥゲーム」。
「シュビドゥバドゥ、ドゥドゥドゥ♪」のリズムで指をさして回していくゲームで、
上を指さすとみんなで「ドゥドゥドゥ♪」と合の手を入れる最高に盛り上がるゲームだ。
人差し指を出さないとフェイントになるので騙す要素もあり、乗ってくると顔芸をするようになる。
僕はあまりこういったゲームはしないがこのゲームは大好きになった(笑)
わんぱくイケメンは慣れているので飲む回数は少なかったが、芋焼酎がとても苦手のようで「おぇおぇ」いいながら飲んでいた。
のち我々の3日目は終わった。