おすすめ本紹介『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』著者:星渉
みなさんこんにちは。Hayateです!
今回から初めて本の紹介をしていきたいと思います!
読書課題が出ても全く読まないぐらい読書は最近まで避けてきたのですが、
著者の考えを取り入れることで上手く生きていく上の知恵として役立つと、
今になって読書の良さに気づきました。
経営者や戦国大名に読書家が多いことも納得です。
神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り [ 星 渉 ] 価格:1,540円 |
さて、記念すべき一冊目の紹介として神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通りをしていきます!
この本は人に自分の意見を伝える際、相手に心を開いてもらい素直に聞いてもらう手法を教えてくれる本です。
人に自分の意見ややってほしいことを伝えたとき、本当に相手は自分の言うことを聞いてくれているのか?もしくは相手が素直に聞いてくれないと思ったことはありませんか?
この本はそういった悩みを解決するのに役立つでしょう!
まず僕が読むことになったきっかけはバイト先や学校のグループワークなど、
完全に心を開ける親友でない人たち、少し気を使わなければいけない人たちと
うまくコミュニーケーションをとる方法を知りたいなと思ったからです。
まずこの本が最初に主張していることは、
私たち人間は、どんなに論理的に正しいことを言われたとしても、「感情」が同意していなければ、真に受け入れることはできないということです。
すなわち多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たすことが出来る人に私たちがなれば、自然と私たちの元に人が集まり人望と影響力を得ることにつながっていきます。
では、私たち人間はどのような欲求を持っているのでしょうか?
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが唱えた欲求五段階説によると、
「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」
の5つあるそうです。
これらの欲求が満たされる場合人は心を開きます。
この中で会話によって満たしてあげられる欲求は「安全の欲求」と「承認欲求」の二つ
もっと具体的に言うと、自分の心が傷つけられない安全への欲求と
他者から自分は価値のある人だと認められたいという欲求です。
よって、日々関わる人に「安心感」を与えて、相手の「自己重要感」を満たすことができれば、もう私たちは人の心を動かすことができるのです。
具体的な相手の安心感、自己重要感を満たす方法について。
- ①一言目で相手のことを否定しない、受け入れること。
- ②相手の話を最後まで聞くこと
- ③なぜ相手がそうしたのか、そう思うのか理由を聞く
- ④笑顔
- ⑤相手の話を聞く態度
- ⑥相手に好きだと伝えること
- ⑦相手の名前を呼ぶ
- ⑧相手の情報を知っていることをアピールする
- ⑨相手を褒める
①一言目で相手のことを否定しない、受け入れること。
この人に相談やアドバイスを求めても否定されることはない。精神的安全を満たされる場所と認識されれば相手は心を開きます。
しかし、相手の言うことが間違っていたらそれを受け入れてはいけませんね。
そういう場合は相手の意見を最後まで聞いて受け止めてあげる、すなわちそういう意見を持っているんだねと相手の意見を理解したことを示しましょう。
相手に安心感を与えてからのアドバイスであれば、相手も自然と耳を傾けてくれます!
反対に第一声から「それは違う」「そんなの無理でしょ」と言われたらむかつきますよね。
②相手の話を最後まで聞くこと
なぜなら人は自分の考えていることをすべて吐き出さないと、新しい考えを納得して受け入れることができないからです。
相手の意見をすべて聞いてあげることは相手の安心感さらに自己重要感を満たすのです。
③なぜ相手がそうしたのか、そう思うのか理由を聞く
あなた自身が間違っていると思うことでも相手は何かしらの理由や背景を持っています。
いやそうじゃないと否定する前に、なぜそうしたのか、そう思ったのかという理由と背景を理解しようとする姿勢を見せることで、相手はあなたに安心感を覚え、相手の態度は大きく変わります。
④笑顔
これはどれだけ口下手な人でもできる世界中で使われるスキルで、
相手にとって友好的な存在ですよという意思表示ができ、相手の安心感をみたすことができる。
⑤相手の話を聞く態度
スマホをいじりながら話を聞かれる。時計をチラチラ見ながら時間を気にしている。腕や足を組みながら話を聞かれると話ずらく感じるでしょう。
これは自分は話を聞かれる価値があるという自己重要感、
威圧的に感じることで安心感が損なわれるからです。
そもそも相手に思いやりのないこのような行為は絶対にすべきではありませんね。
⑥相手に好きだと伝えること
これは愛の告白をしろということではありません。
相手が所属するチームなどの集団、好きなものは好きといえる姿勢などの相手の行動、服など相手の所有物を褒めましょう。
脳科学によると脳は主語を理解できない性質があるらしく、集団、行動、ものを好きと言われると自分のことが好きなんだと勘違いを起こすそうです。
そして好意の返報性によって、人から好きだといわれるとその好意に対して、
好意で返したくなる心理が働き、相手が自分のことを好いてくれるのです。
好意を伝えることは安心感も自己重要感も満たすことが出来る最強の道具です。
悪く言うとおせじですね。
偉い人や女性に好かれたいときに使いましょう。
⑦相手の名前を呼ぶ
これは笑顔に次に簡単でしょう。覚えるのは大変ですが、、
相手の名前を呼ぶことで、相手は名前を覚えてくれるほど自分は重要な存在なんだと認識し、自己重要感を満たすことができます。
お前と読んだり、名前を省略するのはもうやめよう。
⑧相手の情報を知っていることをアピールする
~好きですよね?や今日誕生日ですよね、おめでとうございます!など
積極的に言いましょう。
相手のことを知っていれば知っているほど、相手の自己重要感が刺激されます!
⑨相手を褒める
相手の行為や考えについてこういう点は良いねなど褒めましょう。
どんなに指摘したいことが見つかったとしてもです。
まずはありがとうと最初に言うだけでも相手の信頼関係を結べるでしょう。
以上は対等な相手との信頼関係を築く手法です。
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次にあなたの立場が上のときの手法を一部紹介します。
①ミスの指摘は1人のときに
これは相手の自己重要感を下げるからで当たり前のことですが、
ついやってしまうこともあるでしょう。
なぜなら人前で相手のミスを指摘することで、自分自身の自己重要感を満たせるからです。
これはミスを指摘される立場の時に相手心情を冷静に見極めるときに役に立つので覚えておきましょう。
冷静に見極めれば、自分の自己重要感を失わずに済むでしょう。
②命令ではなくアドバイスを求める
人間は、人から言われたことよりも、自分でこうするべきだと考えたことのほうを優先して行動に移す性質を持っているからです。
またアドバイスを求めることで自分は頼られているんだと自己重要感を刺激します。
これらの他にもいろいろと部下と信頼関係を築く方法をこの本には書かれています。
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僕がここで紹介した内容は一部であり、もっともっと人とうまく信頼関係を築くテクニックが書かれています。人間関係を良くしたいというのは誰もが思うことだと思うので、誰にでもおすすめできる本です!
参考文献
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神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り [ 星 渉 ] 価格:1,540円 |